ぶっちゃけてしまうと、「陰陽説」すなわち「陰陽」さえ理解できれば、この苦しい人生も生きやすくなるんじゃないか?と思う今日このごろ。
だって、この世は、全て「陰陽」でできてるんですもの!
こんにちは!お疲れさまです(^^)オリーブです。
ちなみにこの白黒の勾玉を組み合わせたようなシンボルマークは「太極図」と言い、「陰」が強くなっても陰の中に「陽」があり、「陽」が強くなっても陽の中に「陰」が存在することを永遠に繰り返す状態を表している図になります。
まさに「陰陽説」を表現しているマークですね!
ちなみに中国では「陰陽魚」と呼ばれてるらしい。確かに魚に見えるっちゃ見えるかな。
さて、その「陰陽説」ですが・・・!
前回、チラッと「宇宙の原理」をまんま表していると伝えましたね。
そう宇宙は「相反する二つの物質(素粒子)」が影響し合い、消滅などを繰り返してるうちに小さなエネルギーができ、それが何かしらの外部の影響で強い粒子となって、作られたというわけです。
この相反するものとは見た目はそっくりなのに、性質が(真逆に)違うというもの。
宇宙の元である素粒子も1種類の片方だけでは存在しなかったわけで。
「陰陽」も、そういうこと。
粘着部分だけでは成り立たない両面テープみたいなものかな?
それとも「ヤヌスの鏡」的な?
世代しか分からないネタ…(;^_^A
量子力学では、デンマークの物理学者ニールス・ボーアの「相補性の原理」=(物事には2つの側面があって、お互いを補い合ってる)が有名ですが、まさに「陰陽」もその原理にあてはまってるといえますネ(^^)
※だいたい「陰陽」の例え話になると「陽」から説明しだすんだから、名前は「陽陰」で良かったんじゃないか?と、いつも思う。(どうでもいい話ですが…)
さて、「相反する二つのもの」といえば、「朝と夜」「表と裏」「天使と悪魔」などなど、思いつくのが色々ありますね。
でも本当は全ての物質にあるんですよ。目に見えないだけで。
だから・・・この世の中はいくら豊かになっても、貧困の差が埋まることはないでしょう?
お金持ちがいれば、必ず貧乏な人も存在する。
つまり、両方あって初めてお金持ちも貧乏人も存在するのです。
金持ちしかいない世界だと、誰も「金持ち」にはあたりません。
そんな法則が、実は気づかないうちに私たちの生活にも浸透しています。
例えば「宝くじ」が当たるような棚ぼた的なラッキーが起こったとすると、その逆の現象も必ずセットで現れるというのも「陰陽の法則」です。
この法則を考えると
まったくの損(陰)をせず、いい事ばかり起きる(陽)人生なんてこの世に存在しない。
ということです。
必ずどこかで「陰陽の法則」が行われているはずです。
人生には避けて通れない現象なのかもしれませんネ。
自然だってそうです。
何百年おきに地震が起こるというのも「陰陽の帳尻合わせ」といえるかもしれません。
さて、この法則を知った古代中国の方々は当然こう思うわけですよ。
「中間ってのが一番穏やかでいいんじゃね?」
それを「中庸(ちゅうよう)」と呼びます。
つまり、どちらにも偏らず、常に物事の「真ん中」にいること。
この考えが、人にとって最も徳であると伝えられました。
「適度」とか「ニュートラル」とかそういう意味ですね。
健康には「適度な食事や運動」といわれているので、確かに理にかなった対策といえます。
歴史の中でも古代ローマやギリシャなどは、今では考えられないような常識がその当時ありましたが、中国はこの「中庸」を重んじてたので、そこまで奇抜な発想はしなかったという。
(ほんまか!?)
とはいえ、それはドカンと成功を目指しちゃいけないのか?というとそうではなく、その分真逆にあたるような事をすれば、それは「中庸」されているということになります。
莫大な資産を持っている人は寄付や無料奉仕をしている人が多いですが、これは好感度をあげるためだけじゃなくて、真逆の事象が起きない為の防止なのかもしれませんね(^^)
そういえば、私たちは人の外側のみ見がちなので、SNSを鵜呑みにして「何でも恵まれていてイイナァ~」とついつい思いがちですが、実は、そんな人も、成功の分、苦労がある(あるいは苦労を背負う)って事になるわけですから、そう考えると何だか人の印象が変わりますねえ。
芸能人も「影」がある人の方が売れますしね(^^)
だから他人を見て惨めに思う必要はありません。本当にネ(^^)
そう、この法則を考えると、決して今の不運も悪いものではありません。
幸せになる前兆といえるのですから(^^)/
「陰陽」の説明は以上です。
難しかったですかね??
次回は「五行説」の説明をします(^^)/