四柱推命通変星
四柱推命通変星

吉運が来てるのに運気が向上しない人の特徴(良い運気をぶっつぶす比肩の凶意)

お疲れさまです。オリーブ金花です。

最近はとにかく思想や考察を文章に残しておこうと頑張っております。
ホラ、大火がボーボーに燃えてるから(;´Д`)
そろそろYouTubeも再開しないとな…
鑑定はちょっとまだ厳しいかな…

 

その大火の影響か、最近変なものが目の前を横切ります…
いよいよ眼科にいくべきかどうか…(めんどくさい病…)

さて、今回は、「良い運気が来てるのに全然うまくいかないのはなぜ?」という謎に向けて分かりやすく解説していければと思います。
そゆことあるよね…(;´Д`)

 

まずその前に、五行がどれだけ私達の生活に浸透しているのか考えてみましょう。
簡単に言えば、以下のイラストのような感じです。

ですので、基本的には、自分の運気(大運など)にドッカ―ンと「吉神」が巡ってくる時が「グッドタイミング」と言えるし、「発展時期」でもあるんだけど、もちろんそれだけじゃないのはこのイラストを見ても一目瞭然ですよネ?

 

行動や思考、住んでる場所、よくいる環境、寝室の環境、よく一緒にいる人達で五行バランスも若干狂うのですよ。そのあたりまで考慮してる人はどれだけいるだろう?

 

それ(外的要素)もそうですが、その中でも身旺で「比肩」が強い人は、自分自身からむちゃくちゃ強いパワーが出ており、それが「思考」を作り、「行動を」作り、全てのもの(外的要素まで)を巻き込むくらいの影響力があるのです。

 

だから、私がYouTubeやブログでも「まずは自星を高めるのが大事ですよ」というのはそういう理由からです。
つまり、【結果が早く表に出やすい】ということです。
しかし、なぜかこのコンテンツ、いつも人気が無い。
多くの方が「自星以外」に目を向けたがる。なぜに?
まあ、今回はその話とは逆の内容になるので、この疑問はひとまず置いておきますね!
そう、何でもね、極端に偏るのはそれなりの影響があるという話。

話を戻して…
やはり「比肩」は「自分」だからどの星よりも「特別」と言える。

 

そういう人は自然と選ぶものも「自分カラー」のものが多かったりするので不思議なもんだ。
普通は自然と自分に「足りない五行」のものを求めるのにネ…

 

さて、そんなふうに「強い比肩」を持った人に、いくら喜神の「財星」が巡ってきたとしても(比肩が強い人はだいたい財星が用神・喜神)、比肩→【剋】財星なので、せっかくの財星も自ら潰しにかかるという、まったくもってアホかお前は!みたいな現象が簡単に起こってしまう危険性があるのでだ!
私はそういう人を見て毎回そう思っております(;´Д`)

 

これには、日ごろから率先して自身の「比肩」の部分を抑えるようにしないと、うまく吉運が動かないのは想像しやすいところ。
ちなみに比肩には「財星」だけじゃなくて「食神」も良いんじゃないの?という意見もあるでしょうが、良いと言えば良いのでしょうが、食神や傷官は「吐きだし系」の星。とくに食神が多いと自らの快楽に溺れるところがあるので、比肩+食神どちらも強いのは意外と注意が必要なんです。(自分のことしか考えない身勝手なタイプになるということ)

 

となると、やっぱその先の「比肩を剋す【偏官】あるいは【正官】」が重要になってくる。
比肩が強い命式にこの官星を持ってるかどうかが分かれ道になるわけで、持ってる人はそこまで周りに悪影響を与えることもなければ、破天荒にもならないもんなんです。
「官星」はね、自身を脅かす星ではあるけど、まったく無けりゃ無いでこの世では生きにくいものなんですよ。

 

そうそう、財を剋すと言えば、「比劫争財」という言葉を聞いたことないだろうか?
あれは強い比肩が弱い財星を食いつぶす関係(命式では比肩に囲まれた財星)になってる命式を指すのですが、比肩の強い命式に喜神の「財星」運が巡ってきても同じような形になると言える。

 

だからね、いくら自星の比肩が大事とは言え、自己管理しないのは「難」でしかない。
だって、自ら「喜神を剋す」ことが可能なんだもの。
ちなみに「比劫争財」と言うくらいだから、劫財強でも同じことが言えますか、比肩のがより頑固で融通がきかない傾向にあるので、やっぱ比肩強のが「潰す」作用が強烈かな?

私の知り合いに上記と似たような運命をたどってる人たちがいるので、ちょっと例に出して解説してみよう。

 

・比肩が強い&食神が強い&おそらく財星無 Aさん(日柱:庚)男命
一見、とても良い命式に見えるけど、このパターンはまさに「欲望のままやりたい」タイプ。
実際のA君はどこか憎めないキャラで魅力あふれる人ではあるが、とにかく「自分主義」。
あと、身の丈に合わないポリシーを持っているのは「食神」あたりの悪影響かな。
(元手はさほど無くても、欲しいものは欲しい、やりたいことはやりたい、みたいな)
本人は自由気ままに意見を通して生きていくのが美徳と思っている(ように見える)が、身体を壊してほとんど動けなくなっているのに、今だ酒・煙草などを辞めることなく、「やめるくらいなら死んだほうがマシ」と言うのだからかなりの筋金入りだ。
もちろん誰が何を言っても聞く耳を持たない。
ちなみに彼は、8年ほど前から大運に天干・地支ともに財星が巡ってきている。
次の10年も天干・地支ともに喜神の「財星」だ。
何ともうらやましい運気巡りであるが、これだけの財星も「自らのパワー」で潰してしまってるのは彼の様子でよく分かる。(冲が来てる影響もあるだろうが)
今は働くのも厳しいらしく、生活のほとんどを奥さんが頑張ってる。そして子だくさん。
「庚」は「刃物」だ。よって身旺の人はそのうち手術をするような病になりやすい。
占い師の目線から見ると、彼は自分のペースでのんびり仕事をするのではなく、もっとまい進してガンガン「金銭」を作り出すのに勢力を出すライフスタイルのが良かったような気もする。(かなり大きなお世話かもしれんが)それにしても身旺で身動きがとれないのが厳しい。
身旺はできるだけ体を動かした方が良い。(←身旺の私も耳が痛い話…)

 

もういっこ同じようなパターン。

 

・比肩はちょっと強い(身中くらい)&食神も強い&財星も強い&おそらく官星は無? Bさん(日柱:甲)男命
この人は財星があるだけにもう少し裕福な方だったけど、飲み歩くのが好きな方だったな。
後々体を壊しても飲み続けていたようなので、やはり比肩&食神の組み合わせは最強の「GO MY WAY」タイプと言えますね…。この方は後々、体を壊して亡くなられたと聞いてとても悲しかったです【官星の大運】。まだお子様も学生だった気もするし。
ちなみに酒は「金」、運気も「金」でした。
比肩→食神→財星→と、ここまで流れて、そのパワーは「大運官星」に追加される。
多少身旺とはいえ、秋月の「甲」は中がパサパサで乾燥してるので、少しの衝撃でも折れやすい。個人的な考察だが、甲には元から命式に「金」が少し混じってた方がより強い甲木になる気がする。まあ、命式の状態次第だけど。

 

・比劫が強い&食傷星も強い&印星もある&官星はたぶん無 Cさん(日柱:乙)
稀にみる良い命式です。かつて巡ってきた運気も身旺の身に対して「比劫・印綬」ではあったけど、「乙木」なだけに印星の「水」は有難く、多少乙木が多くても気にするほどではない。なので、脂がのってた若い時期はうまく運気に乗れた感じ。(自制する場面では苦労はあったようだけど)彼自身も、本当にやりたい放題のタイプで、体も態度もでかくて(苦笑)オラオラ系って言うのでしょうか?私も普段、日本で生活してる分にはあまり出会わないようなタイプでしたね。(※留学時代の同級生です)彼の、生まれた時間は分かりませんがおそらく官星が無いか弱いかどっちかだと思います。いつも自制効いてなさそうだもん(;´Д`)
でも所詮は乙木。まず、寂しがり屋だし、どこかでナイーブさを感じるんですよ。(ゆえに寂しさゆえの暴走も色々あったのだろう)
また、私と彼は十代の時に出会ったのですが、五十になる今まで彼ほどお金に恵まれた人に出会ったことありません。というくらいお金には縁がある人。うらやましすぎる。
さて、彼は昨年から「辛」の時期が巡ってきました。「官星」です。
根がある乙木だからおびやかすほど「辛(ハサミ)」に切られることはないと思うけど、命式に無いのであれば、初めての「剋」、多少の影響はあるんじゃないでしょうか。
流年に「官星」が来たとしても、所詮は1年~半年程度の影響ですから大運とはまた影響度が違うかも。
でも、「官星」はそのまま受け入れたほうがいいですね。
乙木にとって、雑草を刈ってくれるようなものだから。
でも、その「剋」を受け入れなければ「何か調子狂う」みたいな状態がずっと続くとは思います。官星の時期はあと20年続きますから、さあ、彼はどういう対処をしていくでしょうかね。

 

さて、以上が「命式に比肩が多い人」を見て感じた感想です。
やはり、どちらかと言うと陽干のが比肩の強烈さが強いかなと感じるけど、一番配慮しないといけないのはそれぞれの十干の特徴が強く出ることですね。

 

例えば「庚」は「鉄・刃物」だから、元々がとても強い比肩。その強さは自分をも攻撃するから病気もしやすいし、「甲」は「木材」だから、刃物ですぐに切れるし、水が多ければすぐに腐る、これも病気やケガの危険性があると言える。
これは重要だからどこかで詳しく考察しようかしら…
「乙」は柔軟さはあるけど、何かと依存しやすいのは分かりやすい「草木」の特徴かも。

 

なもんで、皆さんも自身の日干十干の特徴をもっと把握しといたほうが良いですよ。
本当に分かりやすく表に事象に出るから。
比肩強の私は今まで以上に炎症持ちです…とにかくあちこち膿んでるし(;´Д`)

 

ちなみに余談ですが、昔々、水野南北という観相学の大家がいて、その人が「三度の食事を慎めば天に陰徳が積まれていき、運勢は好転する」と提唱しておりましたね。

 

つまり、健康も寿命も富も栄光も全て「飲食を慎むこと」で改善できるらしいんです。
たとえ生まれが裕福であったとしても美食家(初物好きで大飯食らい)の方は、そのうち運気が落ちて、財産も無くすことになると南北は言うてるんですわ。極端だな(-_-;)
食神が強い人には特に耳が痛い話ですネ。
そしてこの節制法は非常に日本人らしい考えと言えます。お坊さんも修行中は精進料理を食べてるし、確かヒーラーの人も徹底してる人は肉とか魚とか生きてるものを食べないんでしょ?
よく知らんが…(;’∀’)

 

まあ、これは極端な例だけど、世の中、何でもかんでも「自制しない」のは運気が落ちるひとつの材料かもしれません。

 

最近はSNS上でも「努力と根性と言う言葉が嫌いです」と発言してる方を多く見かけます。
それはそれでその方の人生だから良いのですが、「私も嫌いです」とコメントしてる方のプロフィールをのぞいてみると「いや、お前は頑張れよ…」と思わずツッコミたくなる(;^_^Aなんてことも。

 

努力と根性…きっと「自制」もそのひとつでしょう。
いつも言うてますけど、誰かのために、あふれるほどの気持ちを抑えることだってあるわけで、それを滑稽と言う人もいるかもしれませんが、私はその心が「美しい」と感じます。
そしてそれは「自制」が無いと成り立たないことだと思いますよ。

 

さて、今日は比肩が潰す良い運気について話しましたが、他の星でも同じことが言えると思いますよ。ただ比肩が一番分かりやすく、良くも悪くも何でも潰しやすいかな~と思いましたので、この内容をお伝えしました。

 

よろしければ皆さんの今後の参考にしてくださいね(^^)/

占い処 十二風花(じゅうにふうか)
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