お久しぶりです、皆様お元気ですか?
夏以降でしょうか?いや秋かな?(;´Д`)
鑑定が立て込んでおりましたので、ブログまでなかなか手が回らず…スイマセン(;´Д`)
さて、今回は2シリーズに渡って、「通変星」の説明をしていきたいと思います。
え?なんで今さらそんな初心者向けちっくな事を?
あんた「五行」の人じゃないのかよっ!?ってお思いでしょうか?
もしや、読者さんにはそんなふうに思われてるかもしれません。
知らんけど(;´Д`)
まあ、色々理由はあるんですが(YouTube動画のやり直しとか)、一番の理由はこの「通変星」を知るか知らないか?参考にするかしないか?で、命式の理解力が断然違ってくるという事が最近分かってきたので、イマイチ命式が読めない~って方に向けて、発信していきたいなと思い、先行してYouTube動画をアップして、このブログでも発信しておこうと思いました。
まずね、「通変星なんて…」とバカにしてるならば、してる場合じゃない!
偏見は捨てましょ!
通変だろうが、算命学だろうが、易だろうが、スピリチュアルであろうが、「命式をより理解する」為に使えるものは何でも使うんだ!
…と思いますね、私は(-_-)
いや、実際そういう方が異様に多いんでね(;´Д`)マジで。
とはいえ、じゃあ「通変星」が絶対に必要かと言えばそうではない。
「干支」だけでその人物像と関係性が分かるのであれば問題は無い。
でも、「干支」だけで、そこまで分かる人はほんの一部の天才。
っていうかそんなの「一般的」じゃない方々。
あとね~、今も昔も四柱推命の本って通変星で書かれてるのが多いんですよね?
だからより多くの参考書を読む為にも「通変星」を勉強しておくことをおすすめします。実際、私もすでに廃盤になっている推命家の本を読むのが好きなんで、もっとおもしろく本が読みたいと思い、「通変星」を勉強したと言っても過言ではありません(^^)
ただ!「通変星」だけで占うのはリスクはある!
それは声を大にして言いたい!
ってのも、天干部分はそのまま「十干」を「通変星」に変えればいいだけで、そこはどこの流派も変らないけど、地支というのは「十二支」の「蔵干」部分を一個引っ張り出してきて、「通変星」を付けないといけません。
この「蔵干」ってのが、流派によっても占い師さんによっても、若干考え方が違うから悩んじゃうんだよねえ~。
だから、地支の「通変星」も違ってくる。
ホラよく、無料サイトで命式出したらサイトによって「通変星」が違うってことあるでしょ?ソレですよ。
どれを信じたらいいんだろう?って困っちゃよね?(;´Д`)
素人さんはもっと、どこの流派がいいとかよく分からないだろうし。
(実際のとこ、流派にどこが良い・悪いはありません。簡単に言えば、その人の「好み」次第ってやつかな?)
命式の「通変星」一個違うだけでも、意味は全然違ってきますからね~。
…そう、結局ね、そういうこともあるから「通変星」だけで占うと、リスクは大きいのです。便利だけど、あくまで補助的存在というのはお忘れなくです。
最終的には必ず十干十二支、五行とその関係で鑑定しないといけないことは忘れないでくださいね?
さあああァて、始めましょう!
今回は【基礎編】です。
陰陽別に分かれた図がこちら↓
では、ここから全体を通した「各通変星同士の関係性」をお伝えしていきます。
ここを完璧にマスターできれば、もうこっちのもの(^^)/
さあ、行きましょう!
★まずは、「自星」
自星と同じ五行、自星と同じ陰陽なのが【比肩(ひけん)】
自星と同じ五行、自星と異なる陰陽なのが【劫財(ごうざい)】と言います。
比肩は偏印から生じられ、劫財は印綬から生じられます。
そして、比肩は偏財を剋し、劫財は正財を剋します。
逆に比肩は偏官から剋され、劫財は正官から剋されます。
・次は「漏星(ろうせい)」
自星から生じられる五行、自星と同じ陰陽なのが【食神(しょくじん)】
自星から生じられる五行、自星と異なる陰陽なのが【傷官(しょうかん)】と言います。
食神は比肩から生じられ、傷官は劫財から生じられます。
そして、食神は偏官を剋し、傷官は正官を剋します。
逆に食神は偏印から剋され、傷官は印綬から剋されます。
・次は「財星」
自星から剋される五行、自星と同じ陰陽なのが【偏財(へんざい)】
自星から剋される五行、自星と異なる陰陽なのが【正財(せいざい)】
偏財は食神から生じられ、正財は傷官から生じられます。
そして偏財は偏印を剋し、正財は印綬を剋します。
逆に偏財は比肩から剋され、正財は劫財から剋されます。
・次は「官星」
自星を剋す五行、自星と同じ陰陽なのが【偏官(へんかん)】
自星を剋す五行、自星と異なる陰陽なのが【正官(せいかん)】
偏官は偏財によって生じられ、正官は正財によって生じられます。
そして、偏官は比肩を剋し、正官は劫財を剋します。
逆に、偏官は食神に剋され、正官は傷官に剋されます。
・次は「印星」
自星を生じる五行、自星と同じ陰陽なのが【偏印(へんいん)】
自星を生じる五行、自星と異なる陰陽なのが【印綬(いんじゅ)】
偏印は偏官によって生じられ、印綬は正官によって生じられます。
そして、偏印は食神を剋し、印綬は傷官を剋します。
逆に、偏印は偏財から剋され、印綬は正財から剋されます。
はい以上です!
ここまで大丈夫でしょうか?
大事なのは「各通変星同志の関係性」です。
それが分かれば、命式上でどう助けがあるか?どう対立してるのか?が明確になってきます。
じゃ~、例を出してみましょう。
そうですね、「漏星」の「食神星」を出してみましょう。
例えば「食神」が「月支元命」にあるとするじゃないですか。
それだけだったら、この人物は、のんびり大らかで親切な美食家っていうイメージになります。「財星」があればより福運が強くなるでしょう。
ですが、この「食神」を剋す「偏印」が命式にあったらどうでしょう?
例えば、同じ柱である月干に「食神」を剋す「偏印」があると、この「食神」独特の良さみたいなのが失われて、神経質で心配性になり心に余裕が無くなる、あと食に関してもムラがあり偏食ぎみになるか、食に対しての病気になる可能性もあります。
おまけに、俗に言うこの手の「福のある良い星」というのは、「剋」だけじゃなく、普段はさほど気にしなくてもいい(?)と言われてる「刑・破」などにも弱いし、もちろん「十二運」などの強弱も関係してくるでしょう。
言ってみれば、「良い位置」に「良いと言われてる通変星」があっても、それだけじゃダメで、良い意味にするのは、結構条件が厳しいんですよ(;´Д`)?
そんな好条件の命式のバランスや運勢がずっと続くとは思わないから、それならばいっそ「悪いと言われてる通変星」の方がしぶとそうでいいかも?と思うのも自然なことです。
案外そうかもョ…
まあ、こんな感じでこのような「通変星同士の関係性」が分かってこそ、初めて「命式に●があるけど、●があるから、こうじゃなく、こうかなあ?」という予測が立てられるのです。
YouTubeや本などに大量にある各通変星の意味なんてのは、そ・れ・か・らなんですよ(^^)/!
あ、ちなみに意味や相性は次回お話します!
お楽しみに(^^)/