五行四柱推命
五行四柱推命

乙巳年は災害が多いってホント?~様々な角度から考察~

お疲れ様です、オリーブ金花です。
ところで、この「乙巳年」のコンテンツ。
一度動画にしてアップしたんですよネ~。

 

でもその後、動画内での気になる発言を発見してしまい、コメントも頂いてたので悩んだのですが結局削除しちゃったんですよ。

 

作るのにむっちゃ時間かかったんですけどね…(-_-;)
でもどんな小さいことでも誤解させてしまうかもしれない情報を公開したままにしておくのは胸が痛いわけで。(っていうか、そういうのは推命家として失格ですしね…)

 

しかし、このままオクラ入りするのはあまりにももったいない!と思い、修正して、新に情報を書き込んだ分をブログにアップします。

 

興味深い命式も載せておりますので、推命のお勉強にもなると思います。
是非最後まで読んでくださいね。

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乙巳(きのとみ)の年は災害が起こる年なのか?問題

 

さて、今年に入ってから異様に「火事」が多かったですよね。

 

そして、ついにやってきた「たつき涼」先生の大災害予言の年。

 

なので余計に起こった事象を今後の災害と結びつけてしまう気持ちも分かるのですが、なかなかそれも安直と言いますか、そんなバナナ状態(;´Д`)

 

まあ、私たちぐらいの年齢になると『ノストラダムスの大予言』の爆発的ブームとその消沈を真にあたりにした世代ですので、それほど信じてないというか、不安に感じないというか、またコレ系かというか。

 

ただ、確かに地震や戦争はいつ起こってもおかしくないですから。
そういう意味では少々備えておくことは必要だとは思います。
まあ、その程度かな。思いつくことと言えば。

 

とはいえ、けっこうこの手のご質問を何個か頂きました。
どうなんでしょう?推命で何か分かりますか?どう思いますか?とか。
ちなみに特にご質問は受け付けてません…(-_-;)

 

まず、「四柱推命」ってのは社会情勢や災害の予測はできないです。

 

「四柱推命」の四本の柱というのはその方の「命」を表したものですから。

 

ま~でも「陰陽五行」で考察することは可能かしら?

ってわけで、今日はそちらで深堀したことをお伝えしたいと思います。

 

ではでは、今年の年である「乙
(おつぼくのみ)とも言いますね。

「乙」は草原を表し、「巳」は、いわば小さなロウソクのような炎を表します。


よって、皆さんがこの干支でイメージするのは、「燃える草原」という感じですかね?

だから今年は「火災が多い」と想像した方も少なくないかもしれません。

 

でもねえ、「乙」の草原って、火の気があっても「燃え広がる」って感じじゃないんですよね。

 

なので、ぱっとイメージする「乙巳」だけならば「火災が多い」という解釈にはなりにくい。

 

それで言うなら、再来年の「丁未」年の方がよっぽど火事と関係性が深そうな干支のような気がします。

ですが、ここに「外的要素」があればどうでしょう?

 

例えば、現在、地球は徐々に砂漠化していってると言われています。

 

まあ、温暖化ですしね。
それも外的要素のひとつです。

 

そう、「乾燥」がハイスピードで地球中に広がってる。

ところで、この広がるのって何で広がると思いますか?

 

そうです「風」ですよね。

 

「風」って五行では何か分かりますか?

 

そうです、「木」です。

 

そして「木」は「春」ですよね。
そう、春一番とも言われるくらい「風が強い」時期です。

 

なので、この寅・卯時期に大きな火事が増えてしまったのは、五行的には、そういうふう解釈できます。

でもね、干支の意味だけで言ったら「巳・午・未」が合わさって南方合火局になる時期のが、もっとも火災や災害の危険性が高いと考えられるので、春以降も油断できないと言えるでしょう。

陰陽五行的には、6月の午月、7月の未月がもっとも火災の危険度が高い時期のような気はします。
あ、でも雨降ってくれるからちょっと安心(;^_^A

 

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さて、あと「歴史は繰り返す」と言いますから、過去の乙巳年に何が起こったかを確認してみるのも大事です。
こういうのは「ガイヤの法則」って言えるよね

さて、早速振り返ってみると・・・
まず、すごい昔なんですが

645年:​有名な乙巳の変(いっしのへん)が起こりました。
これは簡単に言うと天智天皇と藤原鎌足が、まだ若い時に蘇我入鹿を暗殺したことにより、大化の改新が始まったと言われています。

・次は1905年、​日露戦争が終結しました。
​日本とロシア帝国との間で行われた日露戦争が、ポーツマス条約の締結により終結)しました。

・次は、1965年:​日韓基本条約が締結されました。
​日本と韓国が国交を正常化するための条約を締結しました。

とりあえず、過去の乙巳年に起こった出来事はこんなもんですか。

なんかこうしてみると政治的な動きが目立ちますね?

ま、でもこれだけの情報じゃよく分からんので。

次は「巳」年だけに焦点を合わせて、ここ100年くらいの個人的に印象的な出来事をピックアップしてみます。

まず、丁巳
・ 1917年、ロシア革命が起こりました。
​ロシアが崩壊し、ソビエト連邦が成立するきっかけとなった革命ですね。


次は、の年
・1989年、1月は昭和天皇崩御により平成に改元されました。
あと、4月~6月に第二次天安門事件があり、11月にベルリンの壁が崩壊しましたね。


次はの年
・1941年、12月に真珠湾攻撃が行われました。
この真珠湾攻撃で第二次世界大戦が本格的な“世界戦争”になったと言われています。

そして、2001年、9月11日にはあのアメリカ同時多発テロがありましたね。
この日、速報でニュースを見た時のことは昨日のことのように忘れられません。

ここでちょっと余談ですが、火日生まれの人と金日生まれの人はこれらが重なる時期は上から落ちる事故に注意を払わないといけないと言われています。

 

推命書でそう書かれてた事もあって、この辛巳年に金と火を象徴する事件が起こったのを知った時はちょっと五行的に考えてしまうものがありました。

 

ここでそれに関連する有名なエピソードを。

かの有名な人気シナリオライターの向田邦子さんは大の飛行機嫌いで、離着陸のときは怖くて常に平静でいられなかったそう。

なので出発前は必ず験担ぎをしてたそうだが、それも虚しく本当に飛行機事故で命を落とすことになってしまった。

向田邦子さんの生年月日は1929年11月28日
日柱.丁丑なので上記の「火日生まれ」という条件に当てはまる。
そして事故で命を落とした日は1981年8月22日。

辛西年 丙申月 壬申日

びっくりするくらい「金」が並び
「丙申」月は「火金」が重なってるのも先程話した現象に当てはまる。

向田さんは乙亥月生まれ。
生まれ日を見てもこの「亥」は「丑」に引っ張られて圧倒的に水行だ。
(亥は卯があれば木が強くなる)

「丁」にとって月干「乙」は印星だけど、さほど助けにはならない。(丁には必ず甲が必要)

ならないんだけど、このように身弱の向田さんにとっては唯一の吉星だった事は確か。

前に動画でも話したのですがこの「乙」ってのは「庚・辛」に非常に弱い。

下手すると「庚」よりも「辛」のが苦手かと。「辛」はハサミですからお花(乙木)をパチンと切られるようなものですよね。

 

にもかかわらず、この「辛西(ハサミにハサミ)」年だったというのも、不運の始まりだったと言えるかもしれません。

あと、丁丑の人は直観力がありますから、飛行機を怖がっていたのもこの直感が働いていたかもしれませんね。

 

しかし、命を落とすような事故などは推命で予測するのは難しいのです。

 

向田さんはこのように推命に当てはまりましたが、同じ事故で亡くなった人の中にもたくさん運の良かった人はいると思いますので、「死」とは推命でそれほど測りきれないものがあると思ってください。

 

さて、続き行きましょう。

次、ラスト、の年
・2013年、6月に安倍晋三首相による「アベノミクス」本格始動しました。

国内で目立つのはそのあたりだったけど、2013年はね、個人的には4月に起こったアメリカ、ボストンマラソン爆破テロ事件が印象的でした。

その後の2015年のパリの大きなテロ事件が起こったこともあり、私だけじゃなくて世界中の人達もみんなテロに恐怖を感じて過ごしていたような気がします…

 

「巳」の年に起こった出来事は以上になります。

 

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もっと世界を見渡せば、もっと色んな事件や災害があったかと思いますが、ちょっとここでは割愛。

 

見返しても巳年は「政治的な変化・大事件」が多かったような気がしますね。

 

やはり「巳」というのは「衝撃・激突・火」をイメージさせるのかもしれません。

 

となると、今年の乙巳も何か大きな政治的動きがあるのかも?と考えてしまいますよね。

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あと、皆さんもご存じかもしれませんが、占星術的にもこの2025年は何か日本に衝撃的なことが起こるとたくさんの預言者の方々が予測さてれています。

有名なところでいうと冒頭でも書いた「わたしが見た夢」で有名なたつき涼先生ですね。

 

これは今年2025年7月5日に大震災が起こると言われてる(というかそのような夢を見た)有名な本なのですが。
そうか、7月5日は壬午月甲亥日か~。

うーん、亥日は巳と南方合半会するので確かにすこーし気になりますが、その程度と言えばその程度。陰陽五行的には「この日」では無い気もするですが、いやはやよーわかりませんわ(;´Д`)

でもやっぱインフラ関係は何かしら衝撃が起こりそうですなあ。(あ、もうなってるか)

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さて、話は変わって、吉野裕子さんという民俗学で有名な学者さんが書いた「十二支」という本がありまして、そちらから引用して、さっきとは別角度で考察したいと思います。

 

まず、この「巳」という十二支は、動物では「蛇」が配当され、五行では「火の始まり」にあたります。

 

この字の意義は

「四月陽気、已(すで)に出、陰気已(すで)に蔵(かく)れ 万物(ばんぶつ)見(みあらわ)れ、文章を成す」

 

つまりは、四月は陽気一色で陰気は全て隠れ、こういう万物が表面に現れ出る時は、蛇が地中から外に現れ出る時になるので、この「巳」という字は、蛇が曲がって尾を垂らした姿をかたどってる、ということですね。

あと、「易」で言うなら、「巳」は四月の卦で「乾為天(けんいてん)」になります。

 

乾をもって天をなす、一点の陰の影もない全陽ってわけです。

 

このあたり考えてみると…
「隠れていたものが表に出る」

そういう意味が「巳」の文字にはあると言えます。

 

最近、YouTubeでも、よく都市伝説系の動画で「巳年は真実が表にでやすい時期」と言われてるのを耳にしますが、このあたりの意義から 引用したのかな?

 

まあ、実際、今まで隠されてきた事実が今年に入ってから表に出るようになってきたような気がしなくもないかなあ。
毎年そんなニュースあるけどさ(-_-;)

 

さて、先ほど「巳」は動物では「蛇」が配当され、五行では「火」にあたるとお伝えしましたよね?

この「蛇」と「火」は、日本人にとって深い因縁を持ってます。

 

世界の原始民族は、蛇を祖先神として崇拝したと言われていますが、なぜ蛇を神としたのか?についてを、吉野裕子さんが三つにしぼって考えたそうです。

 

まず、一つ目は、外形が男根に似ているから。

いわゆる男性の生殖器なんですが、男根は生命の源と言われておりますので、蛇もそういうふうに思ったという事ですかね。

 

で、二つ目は、脱皮によって生命の更新をされるから。それが永遠の生命体と意味づけられたということですね。

 

三つ目は一撃にして的を倒す毒の強さから無敵の強さがあると思ったから。

 

以上、それらの理由があって大昔の人は蛇を崇めていたんじゃないかと考察したわけです。

 

ちなみに当初は生々しい蛇の形をした土器もあったそうですが、弥生時代になるとそのような形の土器はあまり見当たらず、だからといって、蛇を神聖化するのをやめたってわけではなく、おそらく直接的な蛇の表現で信仰するのをやめただけと考えられます。
ちょっとグロイと思ったのかしら…(;^_^A

それが「蛇」に似ているものを祖神に見立てて、信仰する始まりと言われています。

 

で、何に見立てたかという事なんですが、その代表的なのが「山」です。

 

山は三角形ですよね。

蛇がどくろを巻いてるのも三角形に見える。

つまり蛇が山にも見えるから、山を信仰の象徴としようとしたんじゃないかと。

ちょっと突飛押しもない発想やな…
そこ結びつくか?普通…

ちなみに、三角形というのは「火」を表します。

ちょっと極端な話にはなるんですが、こういう「三角の形をした信仰の対象物」はというのは、「全て蛇信仰を表す」というちょっとびっくりするような内容もこの本に書いてあります。

吉野さんは「蛇信仰」の本を他にも数冊出してらっしゃるので、よほど思い入れが強いんでしょう。

ってことはアレか?日本人は特に「山岳信仰」とは非常に縁が深いと思うのですが、元は「蛇信仰」から始まってるってこと…?

 

…うーん、このあたりどう受け取るかは読者次第ということで(-_-;)

 

さてでは、次は「火」について考えてみましょう。

 

「火」は単なる自然現象じゃなく、大昔から日本でも、神道・陰陽道では「神の怒り」「祟り」「浄化の力」とされることが多かったので、江戸時代でも「大火=神仏の怒りや警告」と受け止められていました

 

例えば、寺社仏閣で火災が起こると「神が怒っておられる」として、大々的に祀り直しや償いの祭事が行われたりしたそうです。

さて、ここで、「巳」という字から「蛇・山・火」が繋がったわけですが
以上をまとめると、全て「神」を表すというわけです。

「乙巳」は隠れていたものが表面化する意義があるとお伝えしましたよね?

なので、巳年は「神の警告的なことが起こる」とも考えられるということです。

とまあ、ちょっとスピリチュアル的な意見に聞こえるかもしれませんが、言うてもこれは「歴史」とも言えますから。

 

時代が違えば、この意見もまともにとらえられる、つ~話か・も・ね!

 

というか、そこまで深堀して考えると見えてくる地球も宇宙も無限大で、何となくこの「世知辛い世界」を生きていく知恵となり、自分の悩みなんかちっぽけすぎる気しませんか?

あとちょっとおまけで言いますと

「巳」は五行の金の影響もありますよね?

 

「巳・酉・丑」の三支は合すると三合金局となり、金の気が強くなります。

 

この金の気は、金属・財宝・健康長寿を象徴するので、「巳」を表す蛇はそれらを生み出す源とされ、数々の俗言を生みだしております。

例えば
・巳の刻に生まれれば長命
・巳年生まれは金に不自由しない
・蛇の夢は長生き
・蛇の夢をみると金を疲労
・蛇に体を巻かれた夢を見ると鉱山をみつける

え?鉱山?見つかるかなあ?(笑)

あと、蛇の抜け殻を財布に中に入れるとお金が増えるって言われてますよね。

この説にもちゃんと理由があったということですね。
(当時はなんで蛇なのかよく分からんかったが…)

 

でもな~蛇の抜け殻か~。
うーん、ちょっと私はいらないなあ…(;´Д`)

ではでは
以上で、今回の「乙巳」の考察は終わりたいと思います。

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ところで、少し前にも書きましたけど…

 

四柱推命では「災害」なんてのは予測できないのですよ。

 

おそらく事故も厳しいと思われます。
確かに向田さんのケースは推命目線ではちょっと理解しやすいところあったけど、誰しもがそうではない。

つまり何でもないような時に「命を落とす」こともありえるということです。

そういうこともあるから推命の勉強も迷宮入りしてしまうんでしょうね~(;´Д`)

 

ほんと、個人的な意見にはなるんですが、私たち人間なんてのは、宇宙規模から考えるとほーんとちっぽけな存在ですから、この地球を飲み込むような事象からは逃げられないもんだと思ってるんですよ。

 

イメージで言うと…例えば5合炊きの釜で3合分のお米を水で洗うとします。

この中の「一粒」がすごい運が良くても、その先の運命って他の米と同じだよね?

私にとって「災害」ってそんなイメージ。

 

そこでジタバタしても、何がどうなるのか?

 

ならば、与えられた世界でどう懸命に生きるのか?

 

そっちのが大事かなあ~と思っちゃうんですよね。

 

だから、どうにでもなれ~い、その時代や世界を生きるまでよ~とある意味気楽に考えております。

 

ま…50歳子無だからかもしれませんけどネ!

もうちょっと若かったら私も考え方が変わったかもしれません(;^_^A

 

でも、人生を楽に生きるには、時にこれくらいの「あっけらかんさ」がなければ強さも身につかない気もするんですよね。

そして、どんなことが起こったとしても、どんな時代が来たとしても状況に応じて「ちゃんと動くことができる人間」になることを目指す、それが最良の人間の状態ではないかと考えます。

 

私にとっての「推命」はその状態に近づけるツールかな。

皆さんはどう考えますか?

またこのあたり知りたくなったらブログを読みに来てくださいネ(^^)/

占い処 十二風花(じゅうにふうか)
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