一口に印星が多すぎるといっても、色々種類があると思います。
どれだけ印星に固まっているのかも重要ですし、もちろん印星がどの五行にあたるのかもポイントです。
基本的には印星は、研究や学問を好み、精神世界に没頭するタイプ、両親の愛情をたっぷりもらい、年長者からの援助がある、と言われています。
しかし、それら印星の良い面がでるのは「自星」が強い場合のみです。
それ以外の星の配分もありますが、まずはとなりの「自星」を強化するしか他ありません。
「印星」が多く、「自星」が弱いと、頭の中だけで全てを完結し、行動になかなか進まず、「引き籠る」傾向が強くなります。
ここまで印が多いと、外格ともとれるのでしょうが、「自分の好きなもの」や「夢」などがない場合は、やはり自立の星がほしいところです。
でないと、いつまでたってもプカプカふわふわと妄想の世界に生きる住人です。
実績も経験もないのに、プライドだけが高く、現実の常識も本人が認識してなければ通じないので、「なぜ自分がこんなことをしないといけないのか」という、自意識だけが高い人間になってしまう場合も。
印が木にあたれば、知恵の星に考える五行がプラスされますから、ノイローゼを発症してしまう可能性が高く、印が金の場合、知恵の星を剋すので、1ミリも勉強したくない怠け者になります。
印が火の場合は、非常に短気になりますし、土が印にあたる場合は、テコでも動かないのタイプになり、水が印の場合は常に不安定な性格になるといった感じです。
このパターンは「財多身弱」と言えると思うのですが、特徴は印だけ多い方は「自分の欲求を満たしたい(精神)」だったのに対し、このタイプは「現実社会で満たされたい(物欲)」タイプで、人生において、楽で楽しい方ばかりに目を向けるタイプ。
このタイプも自立へは遠く、不満不平ばかり言う方になりそうです。
この世にうまい話しが転がってると信じてるので、その手の詐欺にひっかかりやすいです。
しかし印星が多くても以下のような配分ですと・・・
だいぶ利口な方です。
ちゃんと考えて行動し、それをカタチにできる方です。
(漏星が行動・表現の星なので)
この配分までいくと印の悪い面はほとんど出ないと思います。
(だからといって、サッパリした性格ではありません。)
以上、パターンを出してみましたが。
とはいえ、大運や流年に欠けてる星が来た時はその時期だけ、安定した生活が過ごせるでしょうし、その逆もしかりです。性格も多少変わる事もあるので、上記の限りではありません。
運気は自分の周りの空気感で流れが変わる事もあるので、印星の多い方は、人に迷惑かけない程度には楽観的に、そして行動に移す事が開運の第一歩だと思います。
援助もあれば、逆に負担もある命です。
負担なものばかりに目を向けるのではなく、恵まれた分にも目を向ける事です。
また、印星過多にはもう一つ、開運法があります。
詩人坂村真民の「念ずれば花ひらく」の言葉にもあるように、念じるパワーって実はすごいのです。そこに行動が+されれば、必ず夢だって叶います。
難しい、という方も多々いらっしゃるかと思います。
そりゃそうです。だから皆、このページに辿り着いて頂いたのだと思います。
でも、結局どこかで死ぬ気で努力しないと、環境も運気も変えられないもんなんです。
努力をせずに、何かを得る→すぐに良い方向に代わる、という事は不可能です。
そう思いませんか?
また、ご自身を責めすぎるのはやめましょう。
自分を責めると、自信がどんどんなくなって、自星を傷つけてしまうので。
何かあれば、反省程度でいい。
印星が強くて辛い方は、頭で考えてばかりではなくちゃんと行動に移す。
これが大切だと思います。